みきなクリニックの美肌ブログみきなクリニックの東海院長、医師が監修する美肌情報を発信しています
2025.02.20ほくろ除去は何科?が正解?
●ほくろ除去は何科で行う?
ほくろ除去は、皮膚科や美容外科で対応可能です。それぞれの違いは以下のとおりです。
皮膚科がおすすめの方 | 美容皮膚科・美容外科がおすすめな方 | |
ほくろの性質 | 悪性のリスクがあり、ほくろが大きく、日常生活に支障が出る | 首や顔などの目立つ場所にほくろがある |
ほくろの場所 | サイズが大きく、衣類などに引っかかって不便な場所にある | 顔やデコルテ、唇や手などの見える場所にある |
治療目的 | 医学的な診断・治療が必要 | 傷跡をできる限り目立たなくし、仕上がりを綺麗に整えたい |
治療方法 | 切除手術やレーザー治療など | 電気メスやレーザー治療など |
保険適用 | 保険適用される可能性がある | 美容目的の治療になるため、ほとんどの場合は保険適用外 |
【皮膚科のほくろ除去について】
皮膚科では悪性のほくろに対する診断や治療が可能であり、保険適用される可能性があるため、費用が抑えられる場合があります
一方で、美容皮膚科・外科に比べると、美的な仕上がりのクオリティが劣る場合や傷跡が残るケースがあるでしょう。
おもな治療法としては、切除手術やレーザー治療があり、とくに深い根のあるほくろや大きなほくろに対しても適応できる場合があります。
【美容皮膚科・美容外科のほくろ除去について】
美容皮膚科・美容外科では、傷跡が少なく、美しい仕上がりになることを目的として治療がおこなわれます。とくに、電気メスやレーザー治療などの方法は、美しい仕上がりになりやすく、顔や体の目立つ部分にあるほくろの除去に適しているのが特徴です。
一方で、悪性のほくろに対する診断や治療が難しく、保険適用外で費用が高くなる可能性があります。
●ほくろ除去施術の保険診療と自費診療の違い
保険診療としてのほくろ除去施術の場合、治療費は数千円から数万円程度で済むため、経済的な負担が抑えやすくなります。一方で、治療の仕上がりやアフターケアは、美容外科ほど重視されない傾向があるでしょう。
自由診療としてのほくろ除去施術の場合、治療費は数万円かかる場合があり、経済的な負担が高くなることがあります。
しかし、その分のアフターケアや仕上がりの美しさは皮膚科よりも良い傾向があります。
●ほくろ除去施術の保険適用の条件
皮膚科で保険適用されるほくろ除去のケースとしては、悪性のほくろが疑われる場合や、日常生活に支障をきたす程度のほくろがある場合などです。
●クリニックを選ぶ際のポイント
ほくろ除去に対応しているクリニック選びのポイントは以下のとおりです。
【医師やスタッフが施術内容や治療内容に関する知見を豊富に持っている】
所属する医師やスタッフがほくろ除去に関する医学的な知見や皮膚の構造、創傷治癒などについて精通していることが重要です。
また、施術数に関して、十分な実績があるかどうかも大切なポイントになるでしょう。
【治療費が適切かつ明瞭である】
料金が適正であり、わかりやすく案内されているかがどうかもチェックしておく必要があります。事前にホームページを確認し、わかりにくい点がないか確認しておきましょう。
【衛生管理が徹底されている】
衛生管理が徹底されていない場合、感染症のリスクが高まります。清潔な場所で施術がおこなわれているか、ホームページをチェックしておきましょう。
【アフターケアについて説明がある】
ほくろ除去は、術後のアフターケアを徹底することが大切です。この点についても丁寧な説明があるかは重要なポイントになります。クリニックの口コミを確認し、参考程度に施術を受けた方の感想をチェックしておきましょう。
●まとめ
ほくろ除去は、皮膚科や美容皮膚科・美容外科で受けられます。悪性のほくろに対する診断や治療が必要な場合や、保険適用で費用を安く済ませたい場合は、皮膚科を受診することをおすすめします。
一方で、ほくろ除去後の傷跡を少なくし、美しい仕上がりにしたい場合は、美容皮膚科や美容外科を選択しましょう。クリニックを選ぶ際は、治療実績や治療費用、衛生管理体制やアフターケアなどを確認しておくことが大切です。
監修者:院長:東海 玲美
経歴
1996年 大阪市立総合医療センター 臨床研修医 1998年 大阪市立総合医療センター 臨床研究医 2000年 近畿大学医学部附属病院 勤務 2004年 みきなクリニック 勤務 所属学会など
1996年 日本美容皮膚科学会 1998年 日本抗加齢医学会