みきなクリニックの美肌ブログみきなクリニックの東海院長、医師が監修する美肌情報を発信しています
2025.02.20ほくろ除去の盛り上がり
●ほくろを取った跡は必ず残るのか
ほくろを取った跡は必ず残るわけではありません。適切なケアができていれば、跡が残るリスクを低くすることが可能です。とくに、以下の対策が必要です。
【紫外線対策を徹底する】
ほくろ除去後は肌が敏感になり、紫外線の影響を受け、跡が残りやすくなります。外出する際は、必ず日焼け止めを塗ったり、日傘や帽子を活用することが重要です。
【かさぶたを無理に剥がさない】
ほくろ除去後は、施術箇所にかさぶたが発生します。無理やり剥がそうとすると、跡が残ってしまうため、自然に剥がれ落ちるまで待ちましょう。
【規則正しく生活する】
ほくろ除去後は、十分な睡眠時間を確保し、規則正しい生活を心がけることが大切です。また、食生活では、肌のターンオーバーを促すビタミンB群を摂取することで余分なメラニン色素を排出する働きが期待できます。
●ほくろ除去後に盛り上がりができる原因
ほくろ除去後に盛り上がりができる原因は、以下の傷跡の種類によって異なります。おもな内容は以下のとおりです。
【縫合による傷跡】
切開法でほくろを除去した場合、縫合によって傷跡が盛り上がる可能性があります。傷跡が目立たなくなるまでに、6ヶ月〜1年かかるとされています。
【白い跡】
ほくろ除去後、傷を治すために炎症が起こり、白い跡となって盛り上がる可能性があります。白い跡が気になる場合は、内服薬や外用薬を使用して治療することもあります。
【色素沈着】
とくに色白の方の場合、赤みや色素沈着が目立ちやすい方もおられます。このような場合は、ハイドロキノンなどの美白剤でスキンケアしたり、色素沈着を防ぐ内服の処方をする必要があります。
●ほくろ除去の跡の盛り上がりができたときの対処法
ほくろ除去後、施術箇所が赤くなった場合、施術後3〜6ヶ月で症状が少しずつ落ち着くといわれています。しかし、赤みのある盛り上がりが引かない場合は、ケロイドの可能性があるため、速やかにクリニックを受診し、適切な治療を受けてください。
●後悔しないためのクリニック選びのポイント
ほくろ除去を検討する際のクリニック選びのポイントは以下のとおりです。
【アフターケアや保障制度が充実しているか】
ほくろ除去後は、赤みや傷跡が残る可能性があるため、アフターケアや保障制度があるクリニックを選ぶことが重要です。クリニックによっては、「◯年以内であれば無料で再治療できます」といった保障制度を設けている施設もあります。
再発するリスクを気にする方は、このような制度があるクリニックを選ぶことをおすすめします。
【医師の実績】
ほくろの位置や大きさによって、施術の難易度が高くなる場合があります。このような場合に、医師の実績や知識・経験が乏しいと、失敗する可能性があります。
クリニックを受診する前に、ホームページや口コミを確認し、医師の実績を確認しておきましょう。
【悩みに寄り添ってくれるか】
ほくろ除去を受ける際に、医師やスタッフが親身になって寄り添ってくれるかは重要なポイントです。とくにカウンセリング時のヒアリングの丁寧さや説明のわかりやすさは施設によって異なります。
どうしてもクリニック選びで迷う方は、複数のクリニックでカウンセリングを受け、雰囲気を確かめたあと選定することをおすすめします。
●まとめ
ほくろを除去したとしても、必ずしも跡が残るわけではありません。紫外線対策や規則正しい生活、適切なアフターケアなどを徹底することで、跡が残りにくくなります。
ほくろ除去後、場合によっては跡が盛り上がることがありますが、その場合は早めにクリニックで適切な処置を受ける必要があります。
クリニックを選ぶ際は、アフターケアの充実度や医師の実績の豊富さ、対応の良さなどをポイントとして自分に合った施設を選定しましょう。
監修者:院長:東海 玲美
経歴
1996年 大阪市立総合医療センター 臨床研修医 1998年 大阪市立総合医療センター 臨床研究医 2000年 近畿大学医学部附属病院 勤務 2004年 みきなクリニック 勤務 所属学会など
1996年 日本美容皮膚科学会 1998年 日本抗加齢医学会